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街道を旅する
ただひたすらに目的地に向かうのではなく、そこへたどり着くまでの風景や出会いを楽しむのが「街道の旅」です。迎えてくれる大自然にじっくりと向き合い、歴史の流れを体感できるのも、広がりのある旅ならでは。小さな博物館や美術館に立ち寄ったり、アンティークやクラフトを探したり、村のパブでご近所の人たちの仲間入りをしてみるのもおすすめです。
| カボット・トレイル | ライトハウス・ルート | コンフェデレーション・トレイル | バイキング街道 | セント・ジョン河の紅葉ルート | アカディアン・コースタル・ドライブ |
カボット・トレイル ―北米屈指の絶景周遊ルート−
まるで大地が燃え上がって海岸に迫っているような、鮮やかな紅とオレンジに染められた紅葉、時として断崖ぎりぎりにせり出すように続くアップダウンの多い道・・・ケープ・ブレトン島の北部を周遊するカボット・トレイルは、北米で最も印象的なドライブルートとして知られている。基点となるバデックは、グラハム・ベルが避暑地として愛した町で、電話を始め数々の発明品を展示した博物館もある。カボット・トレイルは一日でも周遊できる距離だが、ハイキングやホエール・ウォッチング、アカディアンの伝統的なタペストリーやクラフトで有名なシェティキャンの村などに立ち寄りながら、数日かけてゆっくり巡るのがベスト。ルートからは少しはずれるが、ルイスバーグ砦国定史跡も見逃せない。ここは18世紀前半、北米におけるフランス植民地を護る最前線の砦だった所。広大な敷地に、当時の建物や暮らしの様子が見事に再現されている。

<詳しくはこちらへ>
■ ノバ・スコシア州観光局サイト
http://novascotia.com/en/home/planatrip/
gettingaround/scenic_travelways/cabot_trail/default.aspx

基点と終点:バデック 全長:約300km
アクセス
シドニー空港、又はハリファックス空港

ライトハウス・ルート ―灯台の向こうに広がる海―
ハリファックスから南の海岸線に沿って西へ向かうルート。入り江が折り重なるようにして続き、岬や大きな岩の上にクラシカルな灯台が立っているのが見える。このあたりは夏になると神秘的な霧に包まれることが多く、やわらかなベールの向こうに現れる小さな漁港や教会の美しさは忘れられない思い出になるだろう。六角形の灯台とカラフルな家が並ぶペギーズ・コーブから、キルトなどのクラフト作家たちが住んでいるマホーン・ベイ、そして世界遺産に登録されたルーネンバーグなどへは、ハリファックスからの日帰り旅行に人気がある。しかし日程に余裕があるなら、ケジムクジック国立公園、優美なヨットなどの造船業や18世紀の雰囲気が色濃く残る街並みで知られるシェルバーンなどを通って、州の東端、ヤーマスまで走ってみたい。

<詳しくはこちらへ>
■ ノバ・スコシア州観光局サイト:
http://novascotia.com/en/home/planatrip/gettingaround/
scenic_travelways/lighthouse_route/default.aspx

基点:ハリファックス 終点:ヤーマス 全長:約340km
アクセス
ハリファックス空港
コンフェデレーション・トレイル ―島を縦断するハイキング・トレイル−
『赤毛のアン』の主人公アンは、プリンス・エドワード島に船で上陸した後、鉄道でアボンリー村へ向かった。島内の鉄道は10年以上前に廃止されてしまったが、その線路跡は島を縦断するハイキング兼サイクリング・トレイルとして復活している。美しい林や海辺、赤土の農地の間を通るこの道は、自分だけの「アン・ストーリー」の舞台を探している人におすすめしたい。かつての鉄道沿いには小さな町や村が点在しており、B&Bなどに宿泊しながら、数日かけてサイクリングするのもいい。モンゴメリーの愛した島の素顔に出会うことができるだろう。

<詳しくはこちらへ>
■ プリンス・エドワード島州観光局サイト
http://www.gov.pe.ca/visitorsguide/index.php3?number=1016641

基点シャーロットタウン 終点:東端エルマイラ、又は西端ティグニッシュ
全長:約274km
アクセス
シャーロットタウン空港
バイキング街道 −バイキングの夢を追って走るー
グレート・ノーザン半島の西海岸を走る州道430号線は、ディア・レイクからグロスモーン国立公園を経て、世界遺産に登録されているバイキングの遺跡ランス・オー・メドウを結んでおり、「バイキング街道」という愛称で知られている。ダイナミックな風景はカーブを曲がるごとに変化し、小さな漁村や白い野草の花畑、難破船が打ち寄せられている岩場、突然現れるムースやカリブー、緑濃い森や高い崖などが、深い旅情を感じさせてくれる。この街道沿いには、先住民の貴重な遺跡も点在している。中でも、3500年ほど前に、突然消えてしまったと考えられている先住民族、マリタイム・アーカイック・インディアンの遺品や埋葬地跡が残るポート・オ・ショア国定史跡は見逃せない。

<詳しくはこちらへ>
■ニューファンドランド&ラブラドール州観光局サイト
http://www.newfoundlandandlabradortourism.com/
PlacesToGo/ScenicTouringRoutes.aspx

基点ディア・レイク 終点:ランス・オー・メドウ 全長:約490km
アクセス
ディア・レイク空港
セント・ジョン河の紅葉ルート −フライ&ドライブで紅葉を満喫−
アトランティック・カナダの秋の美しさは、まるで水彩画で描かれたような味わいがある。とりわけ、セント・ジョン河の岸辺に続く木々は、燃えるような紅だけではなく、ピンクに近い紅や、やわらかなオレンジ、黄色、薄緑まで、さまざまに変化する。この河の流域には、独立直後の米国とカナダの緊張関係を物語る砦や、世界一長い屋根付き橋、落差23mの迫力あるグランド・フォールの滝など、みどころも多い。とりわけ州都のフレデリクトンにはビクトリア王朝時代の街並みが残されており、副総督公邸が一般公開されているなど、他の州では体験できないみどころもある。18世紀末から20世紀初頭の建物を移築した歴史村キングス・ランディングも見逃せない。

<詳しくはこちらへ>
■ ニュー・ブランズウィック州観光局サイト
http://www.tourismnewbrunswick.ca/en-CA/
HNPlacesToGo/HNRegions/HNRRiverValley.htm

■ キングス・ランディング歴史村
http://www.kingslanding.nb.ca/

基点ケベック州とニュー・ブランズウィック州の州境
終点:
フレデリクトンまたはセント・ジョン 全長:約270〜375km
アクセス
ケベック空港、セント・ジョン空港、又は、フレデリクトン空港
アカディアン・コースタル・ドライブ −アカディアンの伝統に触れるー
ニュー・ブランズウィック州の南東部沿岸には、今もアカディアンの伝統を受け継ぐ人々がたくさん住んでいる。あちらこちらでフランス語が聞こえて、クラフトショップで見かける手芸品や工芸品も独特の味わいがある。モンクトンからセント・ローレンス湾に沿って北上する沿岸ルートは、この人々にちなんでアカディアン・コースタル・ドライブと名付けられた。クラシカルな灯台や小さな岬、静かな砂浜など、ここは海の美しさの全てがちりばめられた街道。そして、アカディアン半島の先端にあるミスクー・アイランドの紅葉は、見る人の心まで紅色に染め上げてしまうほど鮮やかだ。

<詳しくはこちらへ>
■ ニュー・ブランズウィック州観光局サイト
http://www.tourismnewbrunswick.ca/en-CA/HNPlacesToGo/HNRegions/HNRAcadian.htm

基点: モンクトン 終点: アカディアン半島 全長: 約250km
アクセス
モンクトン空港

< 理想の地「アカディア」を拓いた人々 >
現在のニュー・ブランズウィック州、ノバ・スコシア州、米国のメイン州の一帯は、400年以上前からフランス系の人々が入植し、アカディアと呼ばれていた。しかし、英国系の勢力がこの地域を制圧すると、英国に服従せず、中立を宣言したアカディア人(アカディアン)は北米東部各地に追放された。中には遠く米国南部のルイジアナやノースカロライナまで逃げていった人々もいる。ちなみに、ケージャンと呼ばれる南部の名物料理は「アカディアン」がなまったものだ。現在も、アトランティック・カナダの各地に、アカディアンの伝統を受け継ぐ人々が住んでおり、アカディアン独特のフランス語と三色旗に金色の星を描いた旗は彼らの誇りを象徴している。プリンス・エドワード島州のプリンス・カウンティやニュー・ブランズウィック州のアカディアン半島などには、アカディアンの歴史や文化を伝える博物館や歴史村もある。
※ここでご紹介している関連サイトはすべて英語のサイトとなります。
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