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歴史を語る街を歩く
アトランティック・カナダには、美しく、そして時には哀しい歴史を語り続ける街が点在しています。よく手入れされた庭園や街路樹、数世紀の風雪に耐えてきた建物と高層ビルとの調和、活気のあるマーケット、人気の観光スポットまで、ここに暮らしてきた人びとの情熱や笑顔、さまざまな思いを感じながら、ゆっくりと歩いてみてはいかがでしょう。
| セント・ジョン | セント・アンドリュース・バイ・ザ・シー | セント・ジョーンズ | ハリファックス | アナポリス・ロイヤル | シャーロットタウン |
セント・ジョン ―ビクトリア王朝時代の華―
ニュー・ブランズウィック州最大の都市。港の周辺には、船舶業で栄えた時代の煉瓦造りの邸宅や倉庫などが並び、ビクトリア王朝時代の雰囲気を色濃く残している。アメリカ独立革命の時代、英国に忠誠を誓った人びと(ロイヤリスト)が、数千名以上この地に逃れてきた。その中でも有力者だったメリット家の邸宅ロイヤリスト・ハウスは、アンティークに興味のある人なら必見。また、19世紀末から続いているパブリック・マーケット、オールド・シティ・マーケットで、市民の日常生活に直接触れるのも楽しい。大自然の驚異を体感するなら、干潮と満潮の差が世界一大きいファンディ湾の海水が、まるで滝のように盛り上がってセント・ジョン川へ逆流する、リバーシング・フォールも見逃せない。

<詳しくはこちらへ>
■ セント・ジョン観光局サイト
http://www.tourismsaintjohn.com/files/fuse.cfm?section=1

  アクセス
ハリファックス、モントリオール、トロントからフライト
セント・アンドリュース・バイ・ザ・シー ―水彩画のような海辺の避暑地―
静かな入り江を見渡す丘の上には、1889年のオープン以来、北米で最もエレガントなホテルの一つとして知られるフェアモント・アルゴンキン・ホテルが立ち、海辺には100年以上の歴史を語る可愛らしい家が並んでいる。セント・アンドリュース・バイ・ザ・シーは、カナダで最も歴史のある避暑地。アメリカ独立革命時代に、英国に忠誠を誓ってニュー・イングランドから逃げてきた人々が開拓したこの町は、今も当時の雰囲気をそのまま残している。11ヘクタールもの広大な敷地に4500種以上の植物を集めたキングスブレア・ガーデンで、優雅にアフタヌーティを楽しむのもいいし、ホェール・ウォッチングのボートに乗るのも楽しい。アメリカ東部に住む映画スターや政治家などがおしのびでやってくることも多いが、ここでは誰でも「普通の人」としてさりげなく接するのが町の伝統だ。

<詳しくはこちらへ>
■ セント・アンドリュース・バイ・ザ・シー公式サイト
http://www.townofstandrews.ca/visitors.cfm

  アクセス
セント・ジョンから車で約1時間。フレデリクトンから車で約1時間20分。
セント・ジョーンズ −北米最東端の岬で夜明けを待つ−
セント・ジョーンズは坂道の街だ。丘の上の大聖堂を目指して、カラフルな色に彩られた家の並ぶ道をゆっくりと登って行こう。振り返れば、息をのむほど美しい海が見える。1528年にヨーロッパ系の人々の定住が始まった、カナダで最も歴史のあるこの町の全景を見渡すなら、シグナル・ヒルへ登ってみよう。この丘は18世紀の初頭から軍事的に重用視されていた場所だが、1901年、マルコーニがヨーロッパから送られた無線を初めて受信した場所としても知られる。また、セント・ジョーンズは、カナダを横断するトランス・カナダ・ハイウエイの東端。市役所の前には基点を示す「ゼロマイル・ポイント」がある。町からさらに東へ行けば、北米最東端のスピア岬へ出る。この岬の先端から雄大な日の出を眺めることのできた人は、深い感動に心揺さぶられるだろう。お菓子のようなかわいらしい家が並ぶキディ・ビディ村など、小さな漁村を訪ねるのもおすすめ。

<詳しくはこちらへ>
■ セント・ジョーンズ観光局サイト
http://www.newfoundlandandlabradortourism.com/
PlacesToGo/ScenicTouringRoutes.aspx

  アクセス
トロント、モントリオール、ニューヨーク、ハリファックスからフライト
ハリファックス −タイタニックの悲劇を語り継ぐ街―
1749年、英国系の人びとが現在のハリファックス湾にたどりついて入植を開始した。当時、新大陸でフランスと激しい領土争いをしていた英国にとって、ハリファックスは、しっかりとした植民地の足場を初めて築いた場所。カナダの英国系の人々にとっては心のふるさとだとも言えるだろう。その象徴が1856年に建てられた要塞ハリファックス・シタデルと時計台だ。もう一つの象徴は、ハリファックス・パブリック・ガーデン。ビクトリア王朝様式のフォーマル・ガーデンが最もオリジナルに近い形で残されており、5月から10月まで次々と華麗な花で彩られる。また、ハリファックスはタイタニック号の悲劇にもゆかりが深い。沈没事故の犠牲者の多くはハリファックスに運ばれてきた。市民は町をあげて犠牲者を弔い、遺族らに援助を惜しまなかったという。今でも150名の犠牲者が市内の墓地に眠っている。大西洋海洋博物館には、タイタニック号で使われていたエレガントなデッキチェアーをはじめ、さまざまな遺品が展示されている。

<詳しくはこちらへ>
■ ハリファックス観光局サイト
http://www.destinationhalifax.com/

アクセス
トロント、モントリオール、ニューヨーク、デトロイトからフライト

< ハリファックス大爆発 >
1917年12月6日、火薬やベンジンを積んだ船がハリファックス港内で衝突して大爆発を起こした。その爆風は半径100キロ以上にわたって被害を及ぼしたという。この事故による死傷者は1万1千人以上にのぼり、広島に原爆が落とされるまで、人工的な爆発としては史上最大規模のパワーがあった。このとき、市民が助けあって飢えと寒さを乗り越えて町を再建した努力は、今もハリファックス市民の誇りだ。大爆発に関する資料は、大西洋海洋博物館に展示されている。

大西洋海洋博物館サイト
http://museum.gov.ns.ca/mma/index.html
アナポリス・ロイヤル ―リンゴの花吹雪に包まれて−
アナポリス・ロイヤルを訪れるなら、リンゴの花咲く季節がいい。果樹園だけでなく、どこの家にもリンゴの木が植えられていて、村の小径を歩いていると、どこからともなく花びらが舞い降りてくる。今は700人足らずの人しか住んでいない小さな村だが、17世紀から18世紀にかけて、アナポリス・ロイヤルは、フランスと英国の熾烈な領土争いの最前線だった。そのなごりがフォート・アンの砦跡だ。さびついた大砲が今も海にむかって残されていて、ここが植民地時代のノバ・スコシアの首都だった歴史を語りかけてくれる。フランス系の人々が造った堤防や干潟を見下ろす丘の斜面には、ビクトリア王朝風のフォーマル・ガーデンや200種以上のバラを集めたヒストリック・ガーデンもある。

<詳しくはこちらへ>
■ ノバ・スコシア州観光局サイト
http://novascotia.com/en/home/planatrip/gettingaround/
scenic_travelways/evangeline_trail/default.aspx

アクセス
ハリファックスから車で約3時間。
シャーロットタウン ―カナダ連邦発祥の地―
カナダ国民にとって、シャーロットタウンは特別な意味のある街だ。1864年、当時英国領だったカナダ各地の自治領の代表がここに集まり、連邦設立の討議を初めて行ったからだ。 会議が行われたプロビンス・ハウスの部屋には当時の様子が再現されている。『赤毛のアン』の物語の中でも、この街は特別な所として語られている。アンもダイアナも、シャーロットタウンへ行くときは夜明け前から目が覚めてしまうほど楽しみだったらしい。時は流れても、この小さな都市の魅力は変わらない。オール・ソウルズ・チャペルを訪れて、静かな癒しのひとときを過ごすのもいいし、ピークス・ワーフでにぎやかにシーフードを食べるのも楽しい。アンの世界がそのまま残されているような邸宅、ビーコンズ・フィールドや、クィーン学院のモデルといわれるホーランド・カレッジなどを訪れたり、ビクトリア・パークの遊歩道沿いに海を眺めながら歩くものおすすめだ。バラの季節なら、ガバナーズ・ハウスの庭園も見逃せない。

<詳しくはこちらへ>
■ シャーロットタウン観光局サイト
http://www.visitcharlottetown.com/

アクセス
トロント、ハリファックス、デトロイトからフライト
※ここでご紹介している関連サイトはすべて英語のサイトとなります。
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